アクセスカウンタ

zoom RSS テーマ「ザ・ノンフィクション」のブログ記事

みんなの「ザ・ノンフィクション」ブログ


人殺しの息子と呼ばれ

2017/10/30 23:33
10月15日と22日に放送されたフジテレビの 「ザ・ノンフィクション」 テレビを見た。

タイトルが 「人殺しの息子と呼ばれ24歳青年……母への愛憎」 

まだ記憶に新しい殺人事件、夫婦で自分の身内を何人も監禁して凄絶な人殺しをした事件で、その現場に居合わせた同時9歳の少年の話だった。顔と名前を明かさない条件つきでインタビューに応じた。 

監禁された人たちが “通電” されて苦しむ環境の中に身を置き、みずからも数度にわたり通電されたという。しかも、暴れないようにと父親が母親に押さえつけていろと命じ、母親が物すごい形相で自分を押さえつけて、通電されて苦しむ息子を見ていたことなどを、冷静に語っていた。 


児童養護施設に預けられ、そこを出てからは住所がない、保証人がいない、頼れる人がいないなどのないないづくしで、満足な仕事にも就けない日々が続いたそうだ。寝るところが与えられる工事現場の仕事などを主に転々として、最後は正業とはいえない男性のもとで仕事をし、生活をし、人として学ぶところが大きかったという。 

そういう人に巡り会えた彼は、幸運だったと思う。インタビューを受けている最中も、そのような環境で生きてきたにもかかわらず、きちんとした言葉遣い、考え方、穏やかな仕草、どれをとってもよく環境にめげずに成長したと感心するばかりだった。しかし、ごつごつとはしていないが、たくましく太い手が今までの過酷な人生を物語っていた。

現在、やはり施設で育った女性と生活しているが (彼女も仕事をする環境が整わずに健康保険にも入れずに苦労しているため) 結婚して家族を持つことは考えないのかと問われて、結婚して子どもを持つことにためらいがあるという。自分も子どもに対してひどいことをしてしまうのではないかと苦しんでいるようだ。


死刑判決を受けた父親は、面会に行ったら 「署名運動」 をしてくれといったそうだ。多分、減刑のためだろう。

母親には数回面会に行ったが、夫にいわれたというようなことを訴え、悪かったというような気持ちは見られなかったというように語っていた。なんだか私は胸が詰まって 、はっきりと聞いていなかったような気がする。


いずれにしても、この “人殺しの息子” と呼ばれた人でも、努力と自立心によって、このようなすばらしい人間性が保たれていることに驚くとともに、深い敬愛の念を覚える。人生はまだまだこれからだ。このまま穏やかな生活が送れることを祈ってやまない。   どうか、いつまでも笑って過ごせますように   


記事へブログ気持玉 / トラックバック / コメント


トップへ | みんなの「ザ・ノンフィクション」ブログ

小野口純子 ザ・ノンフィクションのテーマ/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる