クモの巣の張り方

ナガコガネグモの生態」について

クモの話はしばらくおしまいと書きながら、先日、NHKのダーウィンがきたという番組で、ナゲナワグモがえさをとる様子を放映していた。糸の先に粘球を二つつけて、好みの蛾が近づくとそれを振り回して、蛾がかかると二つの粘球が割れて蛾のりんぷんの中に浸透させるというすごわざの持ち主だ。名前のとおり投げ縄のように粘球を振り回す様はおもしろかった。 

そこで、また 〝うちのクモ〟 ナガコガネグモの糸の張り方を観察したのでご披露しよう。 


自分の住まいである中心部から、木や草を足がかりにして外周の糸を一回りかける。そのときにほぼ巣の大きさが決まる。私が見たときは半径が約25センチだった。

次に、中心部から外周に張り巡らせた糸に飛びつく。そのときクモの糸いぼからは2本の糸が出ていて、外周にたどりついて糸をかけると、2本のうちの1本をたぐるようにして糸いぼの中に吸収しながら中心部に戻る。張られた糸は1本だ。それを何度も繰り返して放射状に張り終えると、次は外周から内側に一回り糸を1本かけるのだが、レース編みをするように周囲の糸と放射状の縦糸を絡めていく。その様子から 「うんてい」 という遊具の言葉が生まれたことは、5月30日の 「うんてい」 に書いたとおりだ。  

7段ほど外周の糸を張ると次は中心部の糸張りにとりかかる。次にまた外側、そしてまた内側と交互に糸を張って強靭なクモの巣ができ上がる。これをほぼ毎日新しくつくり直すのだから、クモも大変だ。古い糸を回収してエコにしたい気持ちはよくわかる。

ナガコガネグモ (一般的なクモはみんなそうかもしれない) が、2本の糸を繰り出して帰る道を確保する仕組みはすばらしい。ナゲナワグモもそうだが、試行錯誤を繰り返しながら編み出した方法なのか。知恵を絞って物事を進化させているのは人間だけではない。昆虫だって 「考える葦」 である。  

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この記事へのコメント

あだもちゃん
2011年08月18日 23:43
こんな長い文を書くなんて凄い。
2011年08月19日 00:27
コメントありがとうございます。ブログの趣旨から大幅に逸脱していますね 

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