野生のナガコガネグモの日常 平成19年 夜遊びの達人

野生のナガコガネグモの日常 平成19年 やっこだこのように」について

10月4日午前11時  

巣の位置が移動した。私のすぐ近くで、濡れ縁の端にひざまずくと30センチと離れていない。巣の中心部は地上から60センチほどのところだ。ホタルブクロのような花やミョウガに埋もれそうな場所で、近眼の私がめがねをかけないほうがよく見えるくらいの、正面から見える位置に張ってあった。私にとってはうれしい限りだが、今でも物干しざおを落とさないように細心の注意を払っているのに、これ以上近づいたら困る。いって聞かせているのだが、親グモは理解しているだろうか。

親グモの巣の近くで、ミツバチがしきりにみつを吸うために花の周りを飛んでいた。巣に限りなく近づいたときにクモは10センチばかりハチのほうに移動したが、ハチが遠のいたら、さっと中央の定位置に戻った。

地上から1メートル50センチくらいのところにある子グモの巣には小さい虫がかかっているが、親は、ここ1週間何も獲物がかかっていないはずだ。余りにも地面に近過ぎるのではないかと心配。気のせいか、やせ細ってきたように思う。少なくとも目立った成長は感じられない。だからといって意図的にミツバチをクモの巣に追いやるのも忍びない。自然の成り行きに任せるしかないのだろう。



10月5日午後11時  

親グモがぼろぼろになった巣をつくりかえていた。一番子 (一番初めに見かけた子グモ) の巣に、もう一匹小さいクモがいた。これは二番子だ。去年のように五匹くらいにふえるのだろうか。


10月6日午前2時半  

親グモは、まだ巣づくりの真っ最中だ。

45分ほどたって見たら、外側から10段、きれいにできていた。私のほうに腹を見せ、右後ろ足で糸をかけてから、左後ろ足でかけた糸を押さえる。時計回りに進む。 その動作はリズミカルで、子どもたちがうんていに興じているようだ。毎晩、巣を張りかえるたびにクモも楽しんでいるのかもしれない。

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