野生のナガコガネグモの日常 平成19年 疑いを晴らすために

野生のナガコガネグモの日常 平成19年 姿を消した親グモはいずこに」について

11月2日

午前10時  
跡目の腹が少し赤みを帯びている。しかし、やはり体は細い。昨年のクモと同種か自信がない。

午前11時
私の疑いを晴らすかのように、跡目は昼間にしては珍しく体を右に左にと動かしていた。おかげで腹部も背中もよく見えた。  体は細いが、網戸に張りついて見せてくれた親と同じように、背中も黄緑色に黒の横じまが入っている。

時期からいって、そろそろ旅立ちの準備に入って動いているのか。体の色は、これからどんどん宝石のように変化するだろう。そうだとしたら、去年のクモもナガコガネグモに間違いない。うれしいなあ。   うっかり頭を突っ込んで複雑な巣を壊さないように、細心の注意をしよう。


もう一つ、巣に白帯がないことも親と同じクモかどうか自信がなかったが、長さ3センチほどの帯が二つあった。クモが小さい間はつくる必要がないのか、あるいはつくるだけの体力がないからかもしれない。もう間違いなく去年のクモと同じだろう。名前も判明したし、後は体色の変化を楽しみに待つのみだ。

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