米山先生のコラム

患者様と呼んだら暴力行為が増加 !!」について

現在は体を壊すほど大量の仕事ができなくなったが、かつての主治医、米山公啓先生の日経BPに掲載されたコラムがいい 

多少私見を交えてもっともだと思った点をかいつまんで記してみる。詳しくは  http://www.nikkeibp.co.jp/atclcsm/15/388373/122500014/?ST=sp-miraigaku


本音は言わない

高齢者を対象にマーケットリサーチしても役に立たないことが多い。その理由は、彼らが建前の回答しかしないからであり、本音が見えないからだ。

例えば、ロボットとともに介護施設を訪問して、一緒に体操をして楽しませるというようなことが行われている。インタビューすれば 「こんな新しい器械と遊べて」 と答えるが、本当は 「わざわざこういうことをしくれているのだから、感謝しなければいけない」 という義務感、あるいはそんな演技をしているものだ。ロボットを持っていったほうはそれを理解できないので、お年寄りに喜んでいただけたと勘違いするわけだ。どう考えても、お年寄りの相手に必要なのはロボットではなく、人間の話し相手であるはずだ。本音を言わない高齢者の態度を誤解してまう典型である。


技術者の目線から見えない世界 

技術者には、自分たちが便利だと思う機能のほとんどが、高齢者に必要とされていないということがわからない。技術者はどうしても便利さや機能をふやしてしまう。

想像と現実の違いを現場で体験しない限り、シニア市場におけるヒット作はあらわれないだろう


監視や過度のコミュニケーションを望まない

子供や孫とつながるための様々なIT機器があるが、ほとんど使われることはない。親は子供にいちいち生存確認などして欲しくないし、孫と長い時間、コミュケーションをとることも面倒なのだ。もっと自由に、制約なく生きていたい。

買い物へ行くための手押し車は、なぜか重心が低く、腰が曲がってしまうものが多い。最も使いやすいのはスーパーの店内にあるショッピングカートだと多くのお年寄りがいうが、いまだにそんなタイプの手押し車は目にしない。 


確かに、お年寄りの使う手押し車は、重心が低過ぎる。私も膝や肩を痛めたときにちょっと高価な  キャリーカートを買った。そのときに売り場の人が持ち手を調整してくれたが、実際に使ってみると低過ぎた。私は手が長めなので、普通はこの高さに調整するのかと思った。

しかし、使用するうちに、それよりも2段あるいは3段高くしないと歩きにくくなった。これが、ショッピングカートのほうが使いやすいということと一致すると思った。現在の手押し車を使ったら腰が曲がるよと、メーカーに注意喚起したいものだ。私だって、いずれは疲れたら腰かけて休める手押し車が必要になるかもしれない。 


米山 公啓 (よねやま きみひろ)
1952年山梨県生まれ。作家、神経内科医。元聖マリアンナ医科大学第2内科助教授。現在までに280冊以上を上梓。講演会、テレビ・ラジオ出演、テレビ番組企画・監修なども行う。日本老年学会評議員、日本脳卒中学会評議員、日本ブレインヘルス協会理事。 


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