切手デザイン室の “7人の侍”  

年賀はがきの図案」について

先月31日に投稿された公益財団法人・日本郵趣協会のツイートがネットで話題となった。

「2017年用年賀はがきのデザインは “おめでたい卵” で、 卵の影はマイクロ文字で “あけましておめでとうございます” と書かれているので、ルーペで見てください」 

年賀はがきのデザインには、さまざまな秘密が隠されている。

■秘密その1 「マフラーが編み上がった」 ……2003年の未 (ひつじ) 年の年賀はがきのデザインが12年後の2015年には、ヒツジがマフラーを巻いている。つまり、12年かけて完成したマフラーを巻いて再び登場したと考えることができる。

■秘密その2 「1匹ふえました」 …… 2004年の申 (さる) の年賀はがきのデザインは、温泉に1匹のサルが入っているが、12年後の2016年の年賀はがきでは、小さな子ザルが一緒に温泉に入っている。12年の時を経てサルの家族がふえ、一緒に温泉に入ったと解釈できる。細かいが、桶も一つから二つにふえている。 

■秘密その3 「卵の影に…」 …… 2005年の酉 (とり) 年のデザインは、ニワトリが 「NIPPON」 と鳴いている。これが2017年のデザインになると、卵になってしまう。これはまさに 「ニワトリが先か、タマゴが先か」 悩ましいデザインだ。 

2017年のデザインには、さらなる秘密があるという。冒頭に紹介したツイートでも触れていたが、卵の影の部分を拡大してみると 「あけまして おめでとうございます」 という文字が書かれている。


http://akiru-hamu.at.webry.info/201601/article_23.html にも書いたが、これらの長期にわたった物語性のあるデザインは誰が作画しているのだろうと疑問に思っていたが、このたび判明した。 

この12年もの年月をかける壮大なデザインの物語性について、年賀はがきを発行する日本郵便に話を聞くところによると、日本郵便には 「切手デザイン室」 という部署があり、7人の 「切手デザイナー」 が在籍していて、2017年の酉年の年賀はがきのデザインは星山理佳さんが担当したそうだ。ちなみに、2005年も、星山さんがデザインしたそうだ。

デザインについて日本郵便に聞いてみると 「当社としては、12年前の年賀はがきの意匠と関連づけて作成したものではありません」 との回答だ。一方で 「みなさまに想像して楽しんでいただければと思います」 とも回答している。 

“当社” としては12年前の意匠と関連づけていないにしても、デザイナー自身が遊び心を持って作成しているに違いない。    


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