拉致被害者家族また落胆

拉致問題は安倍首相が向き合わねば」について

アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩 (キム・ジョンウン) 委員長は、28日午前11時ごろから、通訳だけを交えての1対1の首脳会談に臨んだ。

米朝の駆け引きの最大の山場となる2日目の会談では、初日とは打って変わって、トランプ大統領は硬い表情を崩さなかった。

会談冒頭、金委員長は、記者の質問に初めて応じ 「良い結果が出ると信じる」 と笑顔を交えて語った。

それとは対照的に、トランプ大統領は 「いいことが起きるかもしれないが、きょうとは必ずしも限らない」 「結果を出すことに速さは問わない」 などと弱気な発言を繰り返し、首脳会談の成果に対する予防線を張った。

最大の焦点は、アメリカ側が求める非核化について具体的な措置を示せるかどうかで、北朝鮮側は 「見返り」 として制裁緩和を要求していて、冒頭の発言を聞くと溝が埋まっていない可能性がある。

午後には合意文書の署名が行われることから、最終決着はトップ交渉に預けられた形だが、進展が得られるか不透明な情勢。 


<トランプ大統領の発言要旨>
・アメリカが望んだ非核化についてある程度は認める用意があったようだが、我々が求めているレベルではなかった。
・北朝鮮は完全な経済制裁の解除を求めてきたが、アメリカはそれに応じることはできない。我々は何も譲歩していない。
・寧辺の核施設の廃棄だけでは十分ではない。アメリカはより多くを求めている。アメリカとしては制裁を解除したいという気持ちはあるが、そのために今回の条件は飲めなかった。
・北朝鮮の核関連施設への査察準備はできている。
・昨年よりは前進している。今回の会談では、合意に至らないことが良いと判断した。今後、どうなるか見極めたい。
・会談はとても友好的な雰囲気だった。交渉決裂ではない
・両国に溝があるのは確か。だが、それを埋めることはできる。
・これからも北朝鮮との関係は維持したい。ただ、我々はまだ経済制裁が必要だと考えている。
・金委員長はロケットや核の実験は行っていないし、今後も行わないといっていた。それを信じている。
・今日、両国で何らかの合意をすることも可能だったが、もし合意に至っていれば多くの人が 「ひどい合意だ」 と評したと思う。我々はスピードよりも正しいことをしたい
・次回の米朝首脳会談は約束していない。

<ポンペオ国務長官の発言要旨>
・北朝鮮の非核化は複雑な問題で、時間がかかることはわかっている。限界も、課題もわかっている。
・前進はあったので、今後も数週間の話し合いを続ける。最終的には非常に良い結果を求めることができると思う。

会見は40分ほどで終了。トランプ大統領はハノイからワシントンへの帰路に着いた。 

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