札幌市南区で熊が徘回

札幌市は南区藤野、簾舞の両地区の住宅地に出没しているヒグマについて、猟銃で駆除することを決め、13日早朝から北海道猟友会、道警と連携して巡回を始めた。同日は駆除に至らなかった一方、夕方には藤野の住宅街をうろつく姿が確認された。両地区では墓地が複数ありお盆の墓参者も増えている。市は危険が高まっているとみて、14日朝も巡回を行う方針。

札幌市によると、南区では8月、熊の目撃が12日までで22件に上り、うち藤野、簾舞両地区は17件だった。同じ個体が徘徊(はいかい)し家庭菜園を荒らすなどしているとみられる。市は 「さっぽろヒグマ基本計画」 に基づき、道警や専門家との協議を経て9日、危険度が4段階中2番目に高い「段階2」と判断。「銃器かわなによる捕獲」 のうち、まずわなの使用を決め、箱わな2基を10日に設けていた。

これ以降も出没は続き、10日夜は住宅街を徘徊、トンネルを歩く姿が見られた。12日朝にも目撃例があり、住民の緊張は高まっている。こうした異例の状況から市は同日、銃使用も含む駆除へと対応を強めた。

13日は早朝から市と猟友会のハンター計8人が、目撃情報があった北海道文教大学明清高校敷地などを見回ったが、熊は見つからなかった。ただ、同日午後6時すぎには藤野4の2の住宅街に熊が現れ、民家の庭に入り込むなどした。

市営藤野墓地には、13日朝から、墓参客が相次ぎ訪れた。夫と先祖の墓にお参りした南区石山の東出厚子さん(78)は 「あんなに人が住む場所まで来るなんて危険。人の食べ物の味を知って何度も出没しているので共存は難しい」 と、市の駆除方針に理解を示した。 

夜、町なかに出てきて早朝には山に帰っていたが、最近では午前10時過ぎにも見かけるようになったという。同地区は来週にも夏休みが明けるので、通学時間帯に子どもたちが熊に遭遇する危険性もあり、本格的な駆除に踏み切ったという。 

住民の安全が第一で、捕獲はやむを得ないが山の奥へ放してほしいと思う。2年半前に読売歌壇に載っていた歌が切ない。
どんぐりがお山にないよと子がないて猟銃の待つ里へ母熊 
 「人であれ熊であれ母はかなしい」 という小池光選者の言葉が胸を打った。 

今回出没している熊も2歳半くらいというから、性別は不明だが母熊が冬眠の準備のためにえさをあさっているのかもしれない。  


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