ミミズも木に登る

立候補しない」について

このところ梅雨とは思えないほどの土砂降りの日が多い。真夏の通り雨のような、それでいて長い時間降っているので、出先でしばし雨宿りをすることも多い。  

きのう、駅までの近道である、つづら折りの小さな山を登った。時間にすると3分足らずの距離だが、結構息が切れるほどの急な坂だ。3分の1登ったところで、右わきの石垣の上の木から茶色っぽいものが落ちてきた。このところの強い雨で折れた枝だろうと思ったが、落ちながら、くねくねと動いているのが目に入った。うわっ蛇だと思って、とっさに日傘を傾けてその物体をよけた。   


土の上に落ちてくねっているものを恐る恐る遠目に見たら、何と20センチ以上もあるミミズだった。ウエストはといっても、しっぽの先以外は寸胴だから胴回りというか、直径でいえば1センチ以上はあったと思う。電車に乗りおくれるので先を急いだが、ふだんは木陰に入るため日傘を閉じるのだが、文字どおり虫の知らせで、差したままでいたおかげで首筋に落ちてくるのを防げた。 

電車に乗ってから考えた。前日の夕方から朝まで土砂降りの雨が続いた。道路が濁流の川と化して、隣町では車が半分くらい水没したなどというニュースもあった。そのような激しい水の流れだったから、土にもぐっていた多くのミミズが流されたことだろう。難を逃れようとしたミミズが木に登ったのではないか。夜が明けて日差しが強くなったので地面におりようとして滑り落ちたのではないかと推測する。足がないから、大雨の中、はい上がるのもさぞかし大変だったことだろう。        

脳震盪を起こさずに無事に土の中にもぐれただろうか。私の後ろにも坂を上がってくる人がいた……  




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