野生のナガコガネグモの日常 平成19年 幾ら何でも近過ぎる !!

野生のナガコガネグモの日常 平成19年 夜遊びの達人」について

10月8日

午前0時
親グモがいなくなった。えさがとれないので、どこかに移動したのだろう。物干しの鉄柱に巣がかかり、懐中電灯で見たら足の長いクモがいた。しかし、足は長いが体が小さく私のクモではないので糸を切り離した。そのクモはさっと素早く姿を隠した。まさにクモ隠、れ! の術。明るくなったら親グモの姿を発見できるだろうか。多分、遠くには行かないと思う。まさか、これで終わりではないよね  
子グモは、よく見えないがいるようだ。

午前11時20分
子グモは2匹いるが、アジサイの木や前の家の倉庫の壁などを見たが、親グモの姿がない。もとの巣の近辺にハチが羽音を立てて飛んでいる。巣がなくなったのでハチは安心して低空飛行をしているのだろう。あきらめて家に入った。

ところが、ガラス戸を閉めようとして仰天した。網戸の内側に親グモが張りついていた。 「こりゃこりゃ……どうしよう」 ──さらにさらに私のすぐ近くに来てしまった。以前、カマキリが網戸に入り込んで難儀した経験があるので、涼しくなっても両方の網戸はぴたっと閉めることにしていた。しかし、夜中に何度もカラカラと網戸を開けるのがはばかられ、この二、三日は出入りのたびに蚊の侵入を防ぐためにガラス戸は閉めたが、網戸は左右に開いたままにしていた。ゆうべ親グモがいないと思ったときには、もう網戸に張りついていたのだろうか。

網戸の内側に外を向くように張りついているので、私が見たいと願っていた背中が室内からは丸見えだ。しげしげと背中の色合いを観察した。下になっている頭は白く、先に2本の口 (牙) がある。体の3分の2のおしり部分はクリーム色と黒のしま模様で、頭と首の下はクリーム色だ。間近に見ると、頭からおしりの先まで2センチ以上もあり、足の長さを加えると圧倒される大きさだ。これが本当に翡翠のような色に変化するのか自信がなくなった。

=数年後、ナガコガネグモの背中は蛍光体ではないかと思える節があった。変化するのではなくて、角度によっては翡翠のような色に見えるのかもしれない。


こんなにところにいて、えさはどうするのか。洗濯物を干すときの出入りにガラス戸をあけたとき、家の中にまで入り込まれたら幾ら何でも困る。必ずえさを求めていなくなるときがあるだろうから、姿が見えなくなったすきを逃さず網戸はぴたっと閉めよう。

昔、引っ越し先にまでついてきたウシガエル (ストーカーガエルと名づけて短文を書いた) がいた。今度はストーカーグモか。人にも虫にも必要以上につきまとわれるのは好まない

午後7時10分
2時間半ばかり外出して帰宅して網戸を見ると、いなくなっていた。網戸をぴたっと閉めるチャンスだが、また戻ってくるのか確かめたいので、そのままにしておこう。網戸の上部から親グモがいたところまで40センチくらいの長さの糸が、ツリー型に何本もかけてある。

11時50分
親グモの姿は、木の近くにも見当たらない。子グモ2匹はいるようだ。その下のほうにも小さな丸い巣が張ってある。まさか、これが親のものではないだろう。

"野生のナガコガネグモの日常 平成19年 幾ら何でも近過ぎる !!" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント