あわや大惨事 無事に帰宅できた !!

1泊ダンス旅行の帰途、ホテルの前から乗り込んで間もなく、冷房が効かなくて暑い、暑いと訴えても車内はどんどん蒸し暑く、ついにはバスのエンジン部分  から煙が出てきた。トイレ休憩で車を出ると、運転手と白と青の作業服を着た2人が、車体をドンドンとたたいて何か調べている様子だった。

そのころはまだトイレに向かいながら炎天下なのに外のほうが風があって涼しいねなどと話しをした。しかし、バスが走り出してからも何か様子が変だった。  暑い車内で、窓があけられないのは困るなどと話をしているうちに、バスの前後から黒煙が吹き出しているのに気がついて騒然となった。

バスは高速道路なのに徐行しながら、そしてよたよたと小刻みに蛇行しながら走り続けた。後続車も危険を感じたらしく、巻き添えを避けるように何十台も猛スピードでバスを追い抜いていった。予定外のところでまたトイレ休憩に入り、運転手は対策を会社と連絡をとったようで、代替車が用意できるまでこのバスで走り続けるという。

運転手のそばにいた幹事は、とにかく早く代替車をと要求し、後部座席の床が熱くなり、煙がすごいよという声に、伸び上がって後ろを見ると、後続車両が見えないほど煙がもうもうと噴き出していた。それを見てみんなは脱出する覚悟をしてシートベルトは外しておいたほうがよいとか、本気ではないにしても 「遺書を書く  」 などという言葉も飛び出した。 

ホテルを出てから3時間ほどして、29人乗りのバスなら間もなく用意できるとの話で、1人多すぎる。幸か不幸か前日朝、バスの出発時間に間に合わずにマイカーで合流した夫妻がいた。帰りは妻だけバスに乗り、夫はバスの後ろについて走っていた。それで奥様にバスをおりていただくことにした。みんな、一刻も早く煙の出ているバスからおりたいと願っていた。  


補助いすを使ってぎゅうぎゅう詰めの座席で、車体の下に荷物を入れるスペースがないので車内の左側に大きなスーツケースが山のように積まれたバスで、予定時間より1時間半もおくれて地元に帰り着いた。

ずっと後ろをついて走ってきたマイカーがすすで真っ黒だよ (車自体が黒色) などと冗談をいいながら、指で車体をなぞったら本当に4本の指にべっとりとすすがついた。 「(すすの) おかげで頭が黒くよみがえりました」 などと冗談をいったが、妻が乗っているバスの後ろにぴたっとついて見通しの悪い黒煙の中を走ってきた御主人は生きた心地がしなかったことだろう。  

到着予定時間のころには雷雨に見舞われていたようで、前日マイカーを置いていった体育館の駐車スペースには大きな水たまりができていた。考えようによっては、そのころにバスをおりなくて済んだからよかったと、無事に着いたことでみんなおおらかだった。 

ほぼ毎年バス旅行をしているが、会員にとってこれほど印象に残った旅行は初めてだ。後に、楽しい  思い出話として語り継がれることだろう。 


一気に書き続けられず、夕食もとらずに数時間眠り込んだ。ちなみに、きょうの私の運勢は58点だった。当たった   

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