寄せては返す子どもの波

ハンカチ王子 斎藤佑樹」について

ほぼ半年に一度通院している蒲田の整形外科に行った。東京駅に出て京浜東北線でもよいのだが、立川始発の南武線でのんびりと座っていくのが常である。  

きょうも、うつらうつらと寝不足解消を決め込んでいると、子どもたちのざわめきで目が覚めた。小学校1年生ぐらいの子どもたちが20人ほどと引率の先生が男女一人ずつ乗り込んできた。  

しつけが行き届いているらしく、大声を出す子どもは1人もいない。みんなが手をつないで、電車の揺れに任せて外の景色を眺めていた。体格のよい男先生が、子どもたちが転ばないように両足を踏ん張って防波堤になっていた。

おとなしい生徒たちだったが、窓の外に電車が見えると 「今の電車は何?」 「先生、緑色の電車が通った」 などと、突然騒がしくなる。全員がそっちのドアに押し寄せる。1人の子どもが 「背の高い子が前に行くと小さい子が外を見られないよ」 と注意をしているのがほほえましかった。

駅が近づくと先生が 「ドアが開くから離れて」 というと、全員が手をつないだまま車両の中央部に下がる。客が乗り込んでドアがしまると、また全員がさっとドアの近くに行って外を眺める。 その都度おそろいの山吹色の帽子が窓際に行ったり、中央部に下がったりと、寄せては返す波のようでかわいらしかった。

ドアのガラス付近を子どもたちに譲った大学生の2人連れも 「かわいいなあ」 と連発していた。   

途中の駅で乗り込んできた女性が子どもたちに 
「どこに行くの」
「○○小学校」
「電車に乗ってどこに行くの」
「△△にある学校」
引率の先生が苦笑しながら 「そうじゃなくて、これからどこに行くのって」
やっと 「水族館」 という答えが返ってきた。それこそどこにある水族館か聞き取れなかったが、このコースでは品川に行くのかなと思った。


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    Excerpt: 「寄せては返す子どもの波」について Weblog: 小野口純子 racked: 2011-01-16 23:53