野生のナガコガネグモの日常 平成20年 かくれおびを短時間で半分にするのはなぜ?
「野生のナガコガネグモの日常 平成20年 子グモのときは巣が水平」について
5月8日
午前2時30分
かくれおびなし。巣の中央が修復中らしく、がらんどう。クモに息をそっと吹きかけたらサクラランの鉢のそばに逃げ込んだ。
午前4時
4センチ5ミリのかくれおびができていた。懐中電灯で上から照らしたら、おびのほぼ中央の下側にクモが隠れているのが透けて見えた。
午後4時30分
かくれおびが2センチくらいに短くなった。つくってから30分しかたっていないのに、なぜ半分にしたのか。時々、帯から鉢のほうに行ったり来たりしている。
5月9日
午前11時
ゆうべは帯が半分のままだったが、4センチ5ミリになっていた。巣の下に小さな鏡を差し入れて見ると、クモは帯の下中央に張りついてじっとしていた。このときのクモはまだ体長が1ミリ程度で、ナガコガネグモの幼生期だ。
午後3時30分
かくれおびをつくるところを見た。洗濯物を取り込みに出たら、クモが水平に張った巣から一センチほどぶら下がって小刻みに揺れていた。よく見るとおしりに小さな白いものがついていた。これがかくれおびの材料だと直感した私は、一部始終を見届けようと濡れ縁に座り込んだ。
しばらくすると激しく動いて今までのかくれおびの下側にとりついた。すき間があるところを埋めるのかと思ったが、そうではなく単に補強をしているのかもしれない。その後動きがなくなったので用事を済ませてから再び見たが、その後は白いものをつくる様子はなかった。これで私も落ち着いて仕事ができる。残念なような、ほっとしたような気持ち。
5月8日
午前2時30分
かくれおびなし。巣の中央が修復中らしく、がらんどう。クモに息をそっと吹きかけたらサクラランの鉢のそばに逃げ込んだ。
午前4時
4センチ5ミリのかくれおびができていた。懐中電灯で上から照らしたら、おびのほぼ中央の下側にクモが隠れているのが透けて見えた。
午後4時30分
かくれおびが2センチくらいに短くなった。つくってから30分しかたっていないのに、なぜ半分にしたのか。時々、帯から鉢のほうに行ったり来たりしている。
5月9日
午前11時
ゆうべは帯が半分のままだったが、4センチ5ミリになっていた。巣の下に小さな鏡を差し入れて見ると、クモは帯の下中央に張りついてじっとしていた。このときのクモはまだ体長が1ミリ程度で、ナガコガネグモの幼生期だ。
午後3時30分
かくれおびをつくるところを見た。洗濯物を取り込みに出たら、クモが水平に張った巣から一センチほどぶら下がって小刻みに揺れていた。よく見るとおしりに小さな白いものがついていた。これがかくれおびの材料だと直感した私は、一部始終を見届けようと濡れ縁に座り込んだ。
しばらくすると激しく動いて今までのかくれおびの下側にとりついた。すき間があるところを埋めるのかと思ったが、そうではなく単に補強をしているのかもしれない。その後動きがなくなったので用事を済ませてから再び見たが、その後は白いものをつくる様子はなかった。これで私も落ち着いて仕事ができる。残念なような、ほっとしたような気持ち。
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