野生のナガコガネグモの日常 平成20年 初めてのプレゼント

「野生のナガコガネグモの日常 平成20年 やはり私の気持ちがわかっている」について

5月30日

午前1時
巣に白くて長い虫がかかってくねくねと動いていたが、しばらくすると丸くとぐろを巻いた。クモは3センチほど離れたところにいて、微動だにしない。クモの体が大きくなった。気がつかないうちにまた脱皮したのか。

午前2時50分 
巣にかかっていた “白長虫” は跡形もない。クモが食べたのか、それとも逃げおおせたのか。もっと早く観察すればよかった。

午前3時10分 
体長2センチ、身幅が1ミリに足がついた茶色いゲジゲジが、クモがいる鉢の周りをはっていた。巣にかかるかもしれないとしばらく見ていたが、うまく糸をよけている。かわいそうだと思ったが、これは家の中に入られては困るという理由づけをしてシャベルで半分に切った。クモの巣の下方10センチ離れたところにいるこのゲジゲジを、クモは食べてくれるだろうか。

午前4時 
50分後に見たら、死んだゲジゲジの頭側の半分がなくなっていた。多分食べたのだろう。体が小さいクモだから、それ以上は満腹で食べられなかったのだと思う。私からのささやかなプレゼント   頭のほうが好みなのだ。


6月1日 

午後4時30分 
ずっと、昨夜から、そしてきょうの昼も背中を丸めてじっとしている。食べ過ぎて苦しいの   それとも脱皮が近いのか。

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