野生のナガコガネグモの日常 平成20年 無事に旅立った

「野生のナガコガネグモの日常 平成20年 ついにデジカメで撮影」について

12月9日 

午後11時半 
午後から雨。巣はぼろぼろで、辛うじて上部の直線部分に何本か張りめぐらされた糸にしがみついている。といっても、クモは下向きで、前足6本はすべて竹ぼうきのようにまとめてだらんとしているので、クモの一番下の後ろ足、短い足2本が糸に引っかかってぶら下がっている状態だ。 

そぼ降る氷雨の中、冷たさは感じないのだろうかと気にかかる。手のひらにクモを受けたい気分と、フッと息を吹きかけてみたい衝動に駆られるが、信頼関係を損なうようで、できない。ふっくらとした体は、多分、冷やっとして柔らかいのだろう。いなくなるのは時間の問題かもしれない。 


12月10日 

午前6時 
雨はほぼやんだ。下の足4本でぶら下がり、頭側の長い足4本も少し開いている。

午後4時 
昨夜の雨でぼろぼろになった巣が新しくなった。緊急時には昼間も巣を張るのだ。やはり直径10センチほどの小さいもの。上部の直線部に張りついている。まだしばらくは、いるつもりかもしれない。家の中からめがねをかけなくても見える距離。 


12月13日 

午前8時半 
ついに姿を消した。体が一回り小さく見えたが、昨夜10時半にはまだいた。ずっとえさも食べていないはずだ。下に落ちているのかと草の上を探したが、いない。越冬するとは思えないので、多分どこかに移動して生を終えたのだろう。 

ことしのクモとは7カ月以上のつき合いだった。体長2ミリくらいの子グモのときから、他のクモに巣を乗っ取られそうになったり、私がえさとしてゲジゲジを進呈したら、それを半身くらい食べてくれたりと、いろいろあった。ことしはカラスに食べられずに無事に旅立ったらしいので、来年、また子孫に会えることを楽しみにしよう。  

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