拉致問題 やっと再調査の開始

拉致問題解決一日も早く」について

安倍晋三首相は29日夕、首相官邸で記者団に 「北朝鮮側は拉致被害者及び拉致の疑いが排除されない行方不明者を含めすべての日本人の包括的、全面調査を行うことを約束した。特別調査委員会が設置され、日本人拉致被害者の調査がスタートする」 と述べ、再調査の開始を発表した。

その上で 「全ての拉致被害者の家族がご自身の手でお子さんたちを抱きしめる日が来るまで私たちの使命は終わらない。全面解決へ向けて第一歩となることを期待している」 と強調した。

首相の発表後、菅氏が緊急に記者会見し、合意文書を公表した。この中で、北朝鮮は、調査の過程で日本人の生存者が発見された場合は 「帰国させる方向で去就の問題に関して協議し、必要な措置を講じる」 ことに同意。日本は、北朝鮮による調査開始時点で日本が独自に北朝鮮に科してきた制裁のうち (1)人的往来の規制措置 (2)送金報告、現金持ち出しの届け出義務 (3)人道目的の北朝鮮籍船舶の入港禁止--について解除するとしている。



北朝鮮は29日、国営朝鮮中央通信を通じ、日朝政府間協議での合意内容を発表した。発表では 「拉致問題は解決済み」 だとしてきたことについて 「従来の立場はあるが」 との表現にとどめている。また 「日本人の遺骨処理と共に、生存者が発見された場合、帰国させる方向で協議し、必要な措置を講じる」 としている。


「拉致問題は解決済み」 と主張してきた北朝鮮が今回 「全ての問題を解決する」 と述べ、立場を変えた。これまでも北朝鮮は経済立て直しのためには日本との関係改善が必要だと分かっていたものの、拉致をめぐる日本の世論がネックとなり、関係進展は難しいと判断していたものとみられる。

「対北朝鮮強硬派」 の支持があり、長期政権が見込まれる安倍内閣であれば、拉致を含む全面調査をきっかけに関係改善を進め、自らが望む 「過去の清算」 に結びつけたいとの思惑があり、また、北朝鮮はアメリカや韓国との対話が途絶えているほか、後ろ盾である中国との関係も冷え込んでいる。日本と対話を続けることで、これ以上の孤立を避ける狙いもありそうだ。 


両国の思惑や狙いはともあれ、やっと拉致問題が動き出したことは喜ばしい。拉致被害者本人も家族も、もう若くはない。今度こそ拉致問題が全て解決して、家族が日本の地で再会できることを祈りたい。



ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック