反抗期の子どもの義務

究極の省略形」について

夜、NHKのテレビを何気なくつけたら、反抗期の子どもの対応についてのような特集があった。反抗期は前頭葉がどうのとか、脳の奥のナントカが働いてそのような行動になるとか、外国で科学的に証明されたといっていた。 

科学的にどうこうより、反抗期とはいえ、親 (人) に物を聞かれて何も答えないのは反抗期以前の人間としての問題ではないかと思った。誇張した映像だったかもしれないが 「御飯を食べなさい」 「……」 何を聞いても無言。そんな子どもに対して食卓の椅子まで引いて食べるように促す必要はない。1食や2食食べなくとも死にはしない。反抗期の子どもだからといって親がびくびくすることはない。いつかおさまる。 

反抗期は大人への通過点だ。だからこそ大人として大切な基礎を教えなければならない。 「行ってまいります」 「ただいま」 「いただきます」 「ごちそうさま」 はもちろんのこと、親や誰かに何か問われたら、自分自身がいらいらしていても誠実に答えなければならない。 

それらのしつけができて初めて反抗期だから仕方がないと多めに見るのは必要だ。しかし、反抗期だから勝手なことや失礼なことをしてもよいと、親も子も勘違いしないほうがよい。物に当たったり親に暴力を振るったりなどは、論外だ。 


息子は小学生のときに私との2人暮らしになった。父親がいたらとか、きょうだいがいたらとか、経済的に恵まれていたらとか、いろいろとやりたいことや、はけ口があったかもしれない。しかし幸いなことに暴力を振るうなどの行為はなかった。その分、ああいえばこういう、乱暴な口をきくなどの反抗期が二十歳過ぎるまで続いた。  しかし 「返事ぐらいしなさいよ」 という私の言葉に渋々答えていたため、最小限のコミュニケーションはとれていた。

それでも、いい加減嫌気が差して 「一体いつまで反抗するの」 と聞いたことがあった。そのときに息子は 「僕だって嫌だよ」 といった。わかっていて反抗しているのなら気が済むようにさせておこうと思っていたら、いつの間にかまともな大人になっていた。  今では彼自身が友だちに反抗期が長かったと述懐  しているようだ。  








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