抜けた歯を利用して再生医療

昨今、乳歯と親知らずには、格好の引き取り先が準備されている。

「歯髄 (しずい) 細胞バンク※1」 だ。 預け方は二通り。一つは、本人や家族が将来再生医療を必要とする病気にかかった場合の備えとして、有料で保管してもらうバンクのようなスタイル。もう一つは、創薬や研究など再生医療の発展に利用するために 「献血」 ならぬ 「献歯※2」 として、無償で寄付するスタイルだ。 2008年に日本で初めて 「歯髄細胞バンク」 を立ち上げた。株式会社セルテクノロジーの大友宏一氏 (代表取締役) に話を聞いた(※1、※2は同社が登録商標を取得している)。

● 向いているのは 若く健康な時期の歯髄

 ――乳歯や親知らずが、再生医療に役立つとはどういうことなのでしょうか。

「役に立つのは歯髄といって、硬い組織 (象牙質) に囲まれた歯の中央部にある、血管や神経を含む軟らかい組織 (結合組織) です。この歯髄の中にいる間葉系幹細胞 (歯髄幹細胞) がすごい。取り出して適切な環境でふやし、さまざまな病気やケガの治療に役立てる研究が進んでいます。

特に、抜いた (抜けた) 乳歯や親知らずの神経 (歯髄細胞) には、骨髄細胞や臍帯血に勝るとも劣らない元気な幹細胞があり、治療への応用範囲も広いことから、有料でお預かりする 「歯髄細胞バンク」 事業をスタートしました。並行して、難病や救命医療などの再生医療に役立てる目的で、乳歯や親知らずを無償でご寄付いただいて備蓄する 『献歯』 のボランティア・プロジェクトも展開しています。

一方、実用化研究は、九州大学、京都大学、愛知学院大学等の研究機関や第一三共、エーザイ等の製薬企業との産学連携で取り組んでおります」
   


医療の進歩は目覚ましい。若く健康な時期の歯髄 といわれればもう私には協力のしようがないが、かといって今さらこの恩恵をこうむることもない。もったいないからもっと前途ある人たちのために、一日も早く実用化されることを願うのみだ。 

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