彼女は安樂死を選んだ

私は人食い女でございます」について

6月2日に『NHKスペシャル』で放送された安樂死を選んだ日本人女性の話だ。私はその放送自体は視聴していなかったが、その後話題になり、いろいろな記事を読んだり人と話をした。 

放送の直後に郵便局でバスの時間調整をしていると、見知らぬ女性が話しかけてきた。日本では安樂死させてもらえないから海外に行って安楽死したそうよ。私も安楽死してもらえるように費用を貯めなきゃともいった。では、ここ (郵便局) に山ほど貯金をしなければと冗談をいったが、渡航費用とか見届け人の費用も考えると、やはりそう簡単には死ねない。 
 
2人でそんな話をしていると、目の前に若い男性がいた。テーブルのある椅子に私たちが腰掛けていたものだから、何か欲しいものの邪魔をしていたのかと思ったら、私たちの話を興味深く聞いていたという。もしかしたら死にたくても死ねずに病に苦しんでいる身内や知人がいるのかもしれない。 


4回の自殺未遂の末にたどりついた 「海外での安楽死」
寝たきりになる前に安楽死で自分の人生を閉じることを願います」──本誌・女性セブンの取材に対してそう話し、準備を進めていたひとりの日本人女性が生涯を閉じた。希望どうり唯一外国人の安楽死が許されるスイスで、家族に見守られながらの最期だった。

2018年11月28日、多系統萎縮症という神経の難病を患っていた小島ミナさんが安楽死を遂げた。51才だった。正確には 「自殺ほう助」 と呼ぶ。劇薬の入った点滴のストッパーを、医師や家族に見守られながら自ら開く。すると間もなく息絶える。もちろん日本では許された行為ではない。だから彼女は海を渡った。

日本人としては初めて公になる安楽死事案である。ジャーナリストの宮下洋一氏はこのたび、その過程を記録したノンフィクション 『安楽死を遂げた日本人』 (小学館) を上梓した。同氏が取材に協力した 『NHKスペシャル』 (6月2日放送) も大きな反響を呼んだ。 

今後の人生に展望が見えない。だから安楽死を選ぶ──事情を知らぬ者は拙速に思うかもしれない。実際 『NHKスペシャル』 を見た視聴者は、「まだ健康なのに」 「早過ぎる」 といった声をインターネット上に上げていた。だが、その選択の裏には、番組では描き切れない苦悩があった。 
 




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